おはようございます。
前回の記事で燻製材のスモークチップとスモークウッドの違いのお話をしました。
今回は燻製材の元の原材料のお話です。
木の種類によって煙の薫が変わるのは想像つくと思います。
代表的な燻製材はどんな木が使われているのでしょうか?
市販されている燻製材の主な種類は次の通りです。
桜、リンゴ、ブナ、ナラ、クルミ、ヒッコリー、オーク!!!
こんなに種類があるんんですね!!
聞きなれない木の燻製材もあると思います。
それぞれの特徴を見ていきましょう!!
・桜
桜はポピュラーな燻製材で香りがとても強いです。
そのためクセのある食材に適しています。ラムとか豚の肉との相性がいいです。
・リンゴ
甘く優しい香りが特徴で淡白な白身魚などをマイルドに仕上げることができます。
桜とは対照的ですね!
・ブナ
色付きが良く魚の燻製に適していると言われますが、どんな食材にも合わせることがで来る万能型です。
・ナラ
ブナ同様色付きが良く、香りもクセがなく優しいのでどんな食材にも合わせることがで来る、入門者向けの燻製材です。チーズが綺麗な燻製に仕上がります。
・クルミ
クセがほとんどないので繊細さが求められる淡白な白身魚の燻製に最適!!
また、食材そのものの風味を生かしたい時もオススメです!
・ヒッコリー
どんな食材とも相性がいい万能燻製材です。特に肉、ハム、サーモンの燻製材として古くから北米を中心に使用されてきました。
・オーク(ホワイトオーク・ウイスキーオーク)
オークはちょっと特殊で、オークの木そのものではなくウイスキーの樽として使用されていた オークの古材が原材料です。
ウイスキー樽だったこともありほのかにウイスキーの甘い香りが優しく食材につきます。白身魚のような淡白な食材と相性がいいです。
ここで挙げた燻製材と食材との相性はあくまで参考として考えてください。
燻製材は嗜好品に近いので人によって好みが大きく分かれます。
自分の好きな燻製材と食材の組み合わせをぜひ開発してみてください!!
また燻製材を出しているメーカーもたくさんあり、各メーカーでやはり微妙に風味や仕上がりに違いが出てくるので、自分の好みのメーカーを見つけてください。
燻製材を扱っている主なメーカー
ロゴス、SOTO(新富士バーナー)、進誠産業、尾上製作所、コールマン、キャメロンズ....
各社とも独自のブレンドを出している場合があるので、燻製材の種類選びに迷ったらブレンドされたものを選ぶといいかもしれません。
例えばコールマンはサカナブレンド、ニクブレンドのように食材に合わせてブレンドしているので、燻製したい食材に合わせて選べますよ!!
以上、燻製材の種類について見ていきました!
ぜひ自分にあった燻製材を見つけてみてください!
次回は燻製器について見ていきます。