おはようございます。
前々回の記事で手で振りながら焙煎するタイプのハンドルロースター(手動焙煎器)を使っての焙煎方法を説明しました。
ロースターは同じような形のものでもたくさんのコーヒーの道具メーカー(アウトドアメーカーはあまり扱っていない)がそれぞれ特色のあるロースターを出しています。
どんなロースターがあってどれを選べばいいのでしょう?
自分にあったロースターは一体どれなんでしょう?
実際のところ使ってみないとわかりませんが、選ぶ前にいろんなメーカーのロースターの特徴を知っていると参考になります。簡単にそれぞれの特徴を見ていきましょう!!
まずはじめに前回の記事でも紹介した手で振るタイプのハンドルロースターの紹介です。
このタイプのロースターはコンパクトなのでキャンプの時に持ち運びが楽です。
また形もフライパンのような形なので手入れが簡単です!
どんなロースターがあるのでしょう!?
・手網ロースター『焙煎職人』
手網ロースター『焙煎職人』は 焙煎職人13cm(小)という豆の容量が50gと焙煎職人16cm(大)という豆の容量が100gの2種類があります。
自分のキャンプのスタイルに合わせて選んでみてください。
ロースターの底が凸凹になっているので左右に振ることで豆が引っかかって踊ります。
豆を踊らせることで均等に熱を通すことができます。
焙煎職人はシンプルな作りで価格もお手頃(13cm・1500円くらい〜、16cm・2000円くらい〜)なのでビギナー向けです。
・温度計付きハンドルロースター焙煎『匠-TAKUMI』
ユニオンの温度計付きハンドルロースター焙煎『匠-TAKUMI』は名前の通り温度計付きのロースターです。
焙煎は慣れてくると勘が付いてきて感覚でなんとなく焙煎具合が分かってきますが、どんなに熟練のプロでも温度を確認しながら焙煎をしています。
それは、焙煎が気温や湿度などの条件によって仕上がりにばらつきが出るからです。
特にキャンプで焙煎をする場合外でやるのでもろに外的な影響を受けます。
そこで、目安として温度計を見ながら焙煎すると失敗が少なくなりますし、自分が求めている焙煎に近づけることができます。(勘だけに頼らないようになります。)
温度計の温度を基準にしながら焙煎を進めていくといつでも安定したムラの少ない焙煎に仕上げることができます。
焙煎温度にまでこだわる中・上級者にぴったりですし、経験の少ない初心者にも使い易いロースターです。
・ダンパー付き手焙煎網
前回の記事でアルミホイルを巻いて焙煎する方法を紹介したのですが、いちいちアルミホイルを巻いたり外したりしないでもいいハンドルロースターがあります。
ダンパーというコーヒーを焙煎するときに出る煙の排出量を調整する弁が付いているこのロースターがあればアルミホイルは不要です。
ダンパーの開閉で煙や熱の排出量を調整できるので温度を安定させることにも役立ちます。
ダンパー付き手焙煎網はちょっと上級者向きの商品ですが、ダンパーを全開にしておけば直火式の簡単な方法で焙煎もできるので初心者でも扱えます。
ダンパーはあくまでも補助的な機能なので使ってもいいし使わなくてもいいということですね!
今から本格的に焙煎に挑戦しようとする方は、はじめダンパーを使わずに焙煎を楽しんで、慣れてきたらダンパーを使いこなしましょう!!
・焚き火ロースター
最後にアウトドアメーカーが出しているロースターの紹介です。
ロースターを出しているアウトドアメーカーはほとんどないのですが、ユニフレームの焚き火ロースターはキャンパーの方なら聞いたことあるのでは?
焚き火ロースターは取っ手が伸び縮みするので、焚き火台の中の炭を熱源として使うときに取っ手を長く出来て手を熱い焚き火台に近づけないですみます。
本体は錆びにくいステンレス製で、網底の部分が特殊耐熱鋼になっていてあらゆる熱源に対応しています。
また取っ手が折りたためてコンパクトになり専用の収納ケースが付いているので、キャンプに持っていくとき便利です。
さすがアウトドアメーカー!!
キャンパーが喜ぶ機能がたくさん付いています。
キャンプでの焙煎がメジャーになってアウトドアメーカー各社が様々なロースターを発売して欲しいですね!
以上、キャンプで使えそうな手で振るタイプのハンドルロースターの紹介でした。