キャンプの嗜好品の時間

キャンプには嗜好品がつきもの!!コーヒー、お酒(ビール・ワイン・日本酒・カクテル・ウィスキー・焼酎....)、おつまみ、スイーツ、お茶、ソフトドリンク.....など!キャンプを彩る様々な嗜好品や道具、関連することを楽しみながらお伝えできたらと思います。キャンプの役立つ情報や基本的なテクニックもお伝えします!

キャンプ場でドリップコーヒー!ペーパードリップの基準の淹れ方!

ペーパードリップ実践

 

ペーパードリップをするための道具を揃えたら(最低でもドリッパーとペーパーフィルター)、あとはドリップするだけ!

 

 

ペーパードリップに使う道具はこちら↓

blog.camp-shikouhin.com

 

 

 

ですが、意外とドリップの方法を知らないって方はいると思います。

私も昔は適当にドリッパーにお湯を注いでいました。

 

 

でも、美味しいドリップコーヒーを入れるためにはちゃんとした入れ方があり、

正しいドリップ方法を知れば家庭でもキャンプ場でも美味しいコーヒーを楽しめます。

 

 

一概には正しい入れ方というのを決めることはできませんが、まずは基準を作ってその基準から応用させて自分なりの入れ方を追求していってください。

 

 

基準を作るというのは、同じコーヒー豆のg、同じ挽き方、同じ湯量、同じ湯温、同じ抽出時間で淹れて、10杯入れて10杯とも同じ味に仕上がるようにすることです。

 

 

初めは練習のつもりで、スケール温度計ストップウォッチなどを使うと分かりやすいです!

 

 

キャンプ場でドリップしてみる前に家で道具を使って練習してみましょう!

 

 

ペーパードリップを使った淹れ方・準備

 

※できれば、コーヒーショップで焙煎したての新鮮なコーヒー豆を用意してください。

(スーパーなどで練習用に安価なものを買った場合でも 開封直後のものを使用)

 

 

・ペーパーフィルターのつなぎ目を折り曲げます

(円錐型は側面だけ、台形型は底面のつなぎ目を折り曲げて側面のつなぎ目は反対側にに折り曲げます。)

※折り曲げることでドリッパーにフィットします。

 

・ペーパーフィルターをドリッパーにセット。

 

・ケトルに水を入れて、火にかけて沸かす。

 

・コーヒー豆を15gメジャースプーンorスケールで計る。

 

・コーヒーミルを中挽きにセットして、豆を入れて、一定の速度でハンドルを回して挽く。

 

・挽いたコーヒー粉をペーパーフィルターの中に入れて、軽く揺すって(トントンと軽く叩いて)粉を平らにする

 

・ドリッパーをサーバーの上にセットする。

 

 

ペーパードリップを使った淹れ方・手順

 

・沸騰したお湯をケトルからドリップポットに移して適温に冷ます。(基準の温度は90℃

 

※温度は高くなるほど苦味の成分が抽出されやすくなります。75℃〜92℃の間で自分の好みに合わせて温度を調整できます。高温すぎると雑味が出ます

 

 

1投目、ドリップポットを使って初めの1投目のお湯をドリッパーのコーヒーの粉の中心から外側に向けて“の”の字を描くように500円玉くらいの大きさに30g〜くらい注ぎます。

 

※新鮮なコーヒー豆を使っていればこの時コーヒーから炭酸ガスが発生して平らになっていたコーヒーの粉が膨らんできます。この膨らみが新鮮さの証です。

 

 

・1投目のお湯はコーヒー豆を蒸らすためのものです。約20秒〜40秒ほど蒸らします。膨らんだコーヒー豆の粉がだんだんまた平らになってきます。

 

 

2投目のお湯を中心から外側に向けて“の”の字を描くように注いで500円玉くらいまで外側に広げたら、また中心に向かって戻します。2投目は80g〜くらいお湯を注ぎます。平らになったコーヒーの粉がまた膨らみます。

 

※2投目にコーヒーの味の成分の大部分を抽出します。焦らずゆっくり注ぎましょう!

 

 

3投目は同じように40g〜くらいお湯を注いでください。2投目にコーヒーの粉が膨らんで平らに戻りかけくらいのタイミングですぐに3投目を注ぐ。

 

※2投目よりもお湯を注ぐ量を多く短い時間で淹れます。

 

 

4投目も同じように30g〜くらいお湯を注いでください。短時間で注ぎます。

 

 

・サーバーのメモリを目安にして抽出量(170ml)に達したら、サーバーからドリッパーを外します。

 

最後の方にドリッパーに残っているお湯は捨ててください。最後の方は余計な雑味成分が抽出されているので、ドリップコーヒーの場合捨てます。

 

 

・サーバーからカップに移してすぐの、淹れ立てが飲みごろです。

コーヒーの香りと一緒に入れたてのペーパドリップコーヒーを楽しみましょう!

 

 

紹介した手順はあくまでも基準

 

上記で紹介した手順はお湯を4投に分けて170g抽出していますが、あくまでも基準の淹れ方で、別に連続して入れてもいいし、3投や5投になっても構いません!

 

 

ただ、毎回同じように淹れることができるようになるのが目的なので、あえて4投に分けてあります。

 

 

私も初めはこの入れ方で練習していましたが、今はあまり気にせずに淹れています。

 

 

基準をマスターしたら、あとはお湯を注ぐスピードを変えたり、温度を変えたり、挽き方の粗さを変えたり、コーヒー豆の量を変えたりして味をコントロールできます。

 

 

基準がないといつもバラバラで味をコントロールするのが難しいので、基準の入れ方を作る方法はオススメです。

 

 

基準の淹れ方を練習して、マスターした後に自分なりの美味しいコーヒーを応用できるようになります。

 

 

初めは何杯か淹れてみて、飲み比べてみてください!同じ淹れ方なのに味にムラがあることに驚きます。

 

 

偉そうに言っている私も、毎日コーヒーを淹れていますがムラだらけのど素人で修行の身です。

 

 

慣れだと思うので、気負わずに気長にやってみて基準を作っていきましょう!

 

 

家庭やキャンプ場でドリップの基準を意識して淹れてみると技術は向上していきます。