おはようございます。
前回、雨の日は時間がたっぷりあるから燻製を作ってみよう!!と燻製のお話を少ししました。
燻製は作ってしまえばなんて簡単な料理なんだ!と思うのですが、作る前に用意する道具や材料が色々あって何を揃えれば良いのかわからないという方もいると思います。
どんな燻製器があるのか?スモークチップとスモークウッドの違いって?色々疑問ありますよね。
まず今回はスモークチップとスモークウッドは何が違うのか見ていきたいと思います。
・スモークチップ
スモークチップは見ての通り木を細かくしたチップです。
よく市販されている最も一般的な燻製材です。
使い方は受け皿の上にこの燻製材を置いて下から熱を加えます。
直接火をつけて煙を発生させるわけではないんですね!
燻製器の受け皿にスモークチップを適量のせて下からバーナーで熱するんです。
スモークチップを使った燻製はバーナーの火力調整とスモークチップの量の調整で温度と煙の量を簡単に調整できるので初心者向けです。
ただ、大量にスモークチップを入れると大量に煙が出るだけで、長時間燻すことができるわけではありません。
そのため長時間の燻製をしたい場合はスモークチップを継ぎ足さなければなりません。
また熱源を使用するのでスモーカー(燻製器)自体が熱くなるのでどうしても室内の温度が高くなってしまいます。
よって、スモークッチップを使った燻製は熱燻に適していると思います。
直接燻製材に火をつけるわけではないので、家庭のコンロでも調理が楽しめるのがスモークチップを使った燻製のいいところです。(もちろん換気を万全に!)
・スモークウッド
スモークウッドは細かく粉砕した木を棒状に固めたものです。
スモークウッドはバーナーなどの熱源は必要なく、直接火をつけて発生した煙で燻します。
そのためスモークウッドを使った燻製はバーナーに乗らないような大きなスモーカーでも燻製することができますし、燻製をしている間、バーナーは他の料理の調理に使えます。
渦を巻いた蚊取り線香のように火をつけたらゆっくり一定のスピードで火が燃え移っていくので、継ぎ足しなしで長時間燻すことができます。
だいたい1本で5時間くらいかけて燃えます。
途中に切れ目があるので折ってから使うと時間を調整できます。
スモークチップやスモークウッドなどの燻製材は自分で木を粉砕して作れそうな気がしますが、実際は樹脂や腐敗部分を取り除くといった特別な加工がされています。
安易に自作すると樹脂に含まれている人体に有害な物質が煙に混ざってしまう可能性があるので、市販されているものを買うのがベターです。
次回は燻製材の種類(木の種類)を見ていきたいと思います。