おはようございます。
前回まで長々と燻製の話をしてきました。
しつこくてすみません!!
今日も燻製の話です。
これまで燻製に使う燻製材の特徴を中心に話をしてきましたが今回はスモーカー(燻製器)の話です。
スモーカーは形状も使い方も様々でどれを選べばいいのか難しいところです。
燻製材は色々買ってみて自分の好みのものを追求していけますが(値段も手頃)、スモーカーは買ったら長く使うものなので慎重に選びたいですよね!!
キャンプで使うスモーカーは大きく分けて二つのタイプに分かれます。
一つは鍋型のスモーカーでサイズは小型(鍋)〜中型くらい。
もう一つは縦長の形(箱型・円柱型)でサイズが中型(一斗缶)くらいのものです。
・鍋型スモーカー
鍋型スモーカーはとにかくコンパクトで手軽に燻製が楽しめるのが最大のメリットです。
使い方もとても簡単です!!上記の写真⇧のように網が鍋底から少し浮いているので、鍋底にスモークチップを敷いて網に食材を載せて下からバーナーで加熱するだけ!!
つまり鍋型のスモーカーは熱燻をするのに適した燻製機なのです。
材質やサイズやデザインも様々で、陶器で出来ているものやIH・炭火・オーブンに対応しているものなども出ていてキャンプ以外でも家庭で普通に使えそうですね!!
この鍋型のスモーカーの仕組みを応用すれば一般(家庭にある)の鍋やフライパンもスモーカーとして使うことができます。(使用後、燻製の匂いが鍋につくのでご注意を!)
鍋底にアルミホイル(チップ皿として)を敷いて鍋のサイズにあった底上げ網をおけば完成です。使い方は市販の鍋型スモーカーと一緒!!
一度温まると温度を一定に保ちやすい鋳鉄製のスキレットやダッチオーブンで燻製をすると失敗が少ないですよ!!
・縦長の箱型スモーカー
こっちの方がスモーカーとしてはポピュラーな形ですね!
この形のスモーカーは網の高さの変更や吊り下げフックの取り付けなどアレンジ自在!
また、スモークチップをチップ皿にのせバーナーなどの熱源を利用して熱燻をすることも、スモークウッドに着火して熱源を使わず温燻をすることもできるのが特徴です。
中は棚のように食材を置く網を数段に分けることができるので食材の大小によって置く場所を使い分けて同時に燻製することができます。
縦長の形状は高さがあるのでゆっくりとした温度の変化を作り出すのでじっくりと食材に熱を通してくれます。そのため失敗しにくいです。
以上二つのタイプのスモーカーを紹介しました。
鍋型は熱源を利用してスモークチップで燻す熱燻ができて、縦長の箱型は熱燻の他に熱源を利用せずスモークウッドに直接着火して温燻もすることができます。
それぞれにメリットがありますね!!
初めてでどっちの形状が自分に合っているかわからない方は使い捨てができるダンボール製の簡易的なスモーカー も販売されているので一度試しに燻製してみてください。
SOTO(新富士バーナー)が出している燻家(スモークハウス)という商品は、ダンボールで出来た本体の他にスモークウッドや吊り下げフックなどがついたセットです。
手頃な値段で燻製に必要な道具が全てセットになっているので、とりあえず燻製をしてみたい方にちょうどいいです。(※素材がダンボールのため温燻しかできません。)
一度この縦長の箱型の燻家(スモークハウス)で試しに温燻をした後、本格的に燻製をやりたい方は各社が出しているスモーカーを検討してみてはいかがでしょうか?
次回は燻製の時にあると便利なアイテムを少し紹介します。