キャンプ道具にカビの跡が残る問題
カビを除去するためのあくなき戦いは続く.......
カビが発生してしまったら、まずカビを死滅させてそれからカビの汚れを落とすのですが、完全に元どおりになるということが言えるかというと微妙です。
前回のエタノールを使ったカビの除去方法↓
やはりカビを死滅させることができても跡(色素のようなもの?)がどうしても残ってしまうからです。
カビの跡を落とすことができないのならカビの色素を漂白してしまえ!
ということで今回は塩素系漂白剤によるカビ除去のお話です。
塩素系漂白剤でカビを漂白
塩素系漂白はいろいろありますが、作用が強力なものはキャンプ道具(テントやタープなど)を傷めてしまいますし、作用が弱いものはカビがなかなか漂白されません。
お風呂用のカビキラーなどは頑固なカビ汚れを落とすものなので強力すぎます。
衣類用の漂白剤は色落ちしないように、作用が弱めです。
そこでキッチンハイターを薄めて使うのがキャンプ道具(全てのキャンプ道具に使用できるわけではない)のカビ除去にはちょうど思います。
作業方法
まずキッチンハイターを10倍くらいに薄めて霧吹きに入れます。
初めはキャンンプ道具の目立たない部分(テントの端など)で使用してみて色落ちなど傷みがないか試します。素材に変化が激しい時は使用をやめてください。
そしてカビに吹き付けてカビの斑点が薄くなるまで待ます。
この時も漂白時間が長くなりすぎると色落ちなど素材にダメージがないかよく観察しなながら待ちます。
斑点が消えてきたらぬるま湯でぬらしたタオルで漂白剤を完全にふき取ってください。
抜き終わったら吸水クロスなどで軽く叩きながら完全に水気を取ってください。
最後に十分乾燥させたらカビの除去作業完成です。
塩素系漂白剤はカビを殺菌できる
塩素系の漂白剤はカビの汚れを落とすだけでなくカビを細胞から分解するのでカビ自体を死滅させることもできるので、エタノールなどを併用する必要は特にありません。
漂白剤はカビの死滅も汚れも除去(漂白して色を落とす)もできるので結構もとどおりになる場合があります。
ただ塩素系漂白剤も素材によっては使用できないものもあります。
カビだけでなく素材の色素も漂白してしまう恐れがあるので、必ず目立たないところで試してみましょう!
薬剤に頼らずカビを除去する
以上塩素系漂白剤でカビを除去するというお話でした。
エタノールを使う方法と塩素系漂白剤を使う方法を説明してきましたが薬剤は使用方法を誤ってしまうと、キャンプ道具を痛めてしまいますので事前によく調べましょう!!
実は薬剤にたよならないカビの除去方法もあるのですが、
それはまた次回の記事で↓